ヒトメタニューモウイルス感染症

【はじめに】上気道炎、気管支炎などの呼吸器感染症を引き起こす風邪ウイルスで、小児では、肺炎まで至ことがあります。時に集団感染を起こします。

【症状】咳、鼻水、発熱などの風邪症状で、1週間程度で回復します。

【病因・病態】ヒトメタニューモウイルスの感染で起こり、口や鼻からの飛沫感染です。2歳までに半数が感染し、10歳頃までにはほぼ全員が感染します。一度の感染で十分な免疫が得られず、繰り返し感染します。乳幼児など免疫が低下しているお子さんが罹ると重症化することがあります。潜伏期間は4~6日。

【検査・診断】一連の症状から疑った場合には、迅速診断キッド等で確定することが可能です。

【治療】対象薬のみでインフルエンザのような特効薬はありません。手洗、うがいの励行が大切です。

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