Oおたふくかぜワクチン

日本では、任意接種ワクチンですが、今までの1回接種では十分な感染予防効果が得られず、2回接種が推奨されています。おたふくかぜワクチンでは、MRワクチン同様、1歳過ぎと5−6歳の2回接種が勧められます。

 おたふくかぜに罹患した場合、髄膜炎や脳炎を起こしたり、1,000人のうち1人に難聴を来すことがある。また、膵炎、精巣炎・精巣上体炎(睾丸炎)、卵巣炎などの合併症もあり、ワクチンによる予防が重要です。

接種方法:接種時期は、1歳過ぎで集団生活に入る前に1回目接種を行い、小学校入学前に2回目接種を行います。

副反応:弱毒生ワクチンのため、自然罹患時と同様の症状を来すことがある。無菌性髄膜炎;1,200人に1人の割合(自然罹患時10〜20人に1人の割合)、難聴;数十万人に1人程度(自然罹患時1000人に1人の割合)、発熱や耳下腺の腫れ;数%(自然罹患時100%)。また、他のワクチン同様ごく希にショック・アナフィラキシー様症状がある

予防効果:1回接種で約90%との報告が有るが、日本小児科学会等では2回接種を推奨している。2回接種でほぼ100%になるものと考えられる。


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